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ドローイングとは

いつもお世話になっております。
つくし代表の市本です。
本日(9/17)に、主にX内で”ドローイングの定義”について、一部話題になっていました。

皆様のポストを一通り拝見し、とても勉強になりましたので、またつくしでもドローイングの企画を開催しておりますので、
今現在を記録したいと思い、この記事を書いております。

この件に関しては、明確な答えはすぐには出ないと感じておりまして、業界内で育てて行く概念だと感じています。
その何かきっかけになればと、いちアートイベンターとしての経験や実感をただただ綴ろうと思います。明確な答えは出ませんので、気楽に読んでいただけますと幸いです。


まず、ドローイングという名称を改めて知ったのは、ある作家さんの個展の搬入をした際に、主線と単色で描かれたポストカードサイズの原画に、”ドローイング”というキャプションが貼られていたときでした。※作家さんに色々教えていただきました

僕は、専門学校で抽象画を描いていたものですから、元々のドローイングのイメージはこれでした→【ジャクソン・ポロック

その作家さんの個展でまた新しい概念のドローイング作品を知って、またその原画がすごく素敵で、実際にたくさんのファンの方がお迎えしており、なるほど!と思い、つくしでドローイングの企画を始めるきっかけになりました。

ドローイング企画の概要を書いているときに、そもそもドローイングとはなんだろうと思い、調べました。

この辺りを参考に読んでました→【ドローイング|美術用語解説

そういった調べた結果と、個展で知った経験から、
【線を主体にした(+少数色)の原画】=ドローイングという定義とし、当時はそのように企画概要にも文面を添えておりました。

それから数年経ち、様々な企画で様々なドローイング作品を拝見し、その自由度を尊重したいと考え、現在では特に定義を設けないようになりました。

ただ今回の話題で、
細分化しすぎて思った以上に作家の皆さんは戸惑っているのだなと感じました。
確かに、手法があやふやなので、制作したり出展したりする際は難しいですよね。

ジャンルによって捉え方が違うと思いますし、つくし的には現段階で”つくしではこうです”と定義するよりか、
企画ごとの規約としてドローイングを制作する際のルールや手法を書き、その積み重ねで少しずつ、業界内でのドローイングのイメージづくりに力添えできれば幸いと、
思った次第でした。


実際に今回の話題で、ドローイングを展示する企画を募集する際に、簡単なルールが書かれるようになることを想像していますので、少しずつ皆さんでよりよいイメージに落とし込めればいいかなと、思っております。

急なことでしたので、乱筆乱文を失礼いたしました。

引き続き、いろいろ考えながら、アートイベントをつくりたいと思います。
何卒よろしくお願いいたします。