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【Utsumi Art to Sea PROJECT】開催報告

こんにちは、つくし代表の市本です。

2024年10月19日(土)〜11月10日(日)まで、内海を舞台にしたアートイベントを開催しました!

愛知県の南の海沿いにある、内海(南知多町)は東海最大の海水浴場を有する、観光地です。今回、南知多町観光協会様から内海をアートで盛り上げたいというご意向のもと、【Utsumi Art to Sea PROJECT / FLAG EXHIBITION】を実施することになりました。

つくしとしては、初めての野外での展示、街を舞台にした大規模、そしてたくさんの方が関わるプロジェクトということで、新たな挑戦でもありました。

今回、南知多観光協会さま・南知多町役場さま・名古屋鉄道さま・Comas hui(ビーチ管理会社)さま・愛知印刷さま・セントラル画材さま・周辺店舗さまのご協力のもと、つくしはアートディレクション・アートイベントの旗振り役で、そして当プロジェクトのメインディッシュとなる絵描きの皆様の作品。

そんな数百人が携わるプロジェクトでした。もちろん大変なことも改善点もありましたが、とてもとても楽しかったです!なによりご覧ください、この最高な展覧会場を!

つくしで過去一エモいイベント景色で、忘れられない海の思い出となりました。

今回のイベントは、たくさんの方が携わっているプロジェクトゆえ、内容や発信が多岐に渡っておりましたので、当記事で振り返りながらまとめようと思いました。よろしければぜひご覧くださいませ。


紹介動画

【Utsumi Art to Sea PROJECT / FLAG EXHIBITION】はどんな雰囲気だったのか、お時間ある方は動画(7分)をご覧ください。

セントラル画材さんがイベントの全体を撮影してくださいました!

また、今回ありがたいことに、NHKさま・東海テレビさま・テレビ愛知さま・メーテレさま・中京テレビさま・CBCさま・知多半島ケーブルテレビさまに現地を取材いただき、各局で当企画が数分紹介されてました!

NHKさんが特に、”FLAG EXHIBITION”をメインにじっくり放送してくださいまして、NHKプラスでアーカイブがありますので、もし登録されている方はぜひご覧ください。

https://www.nhk.jp/p/nagoya-marutto/ts/B4YNM3G7JZ/episode/te/3GR53NM4X8/

合わせて記事も掲載されました!

▶︎Yahoo!ニュース①

▶︎Yahoo!ニュース②

▶︎フリーペーパー

▼新聞

たくさん興味を持って、報じてくださり、嬉しかったです。
ひとつ心残りは取材時はいつも雨が降っていたり風が強かったりで、万全な状態で映像でお届けできなかったことですが、自然の中でのイベントですので仕方ないですよね。

天候が良い時の動画を最後に貼り付けておきます!

秋の心地よい太陽の光、穏やかな海の音、風のそよぎ、作品を背景に広がる空。本当に最高に気持ちよかったです。また絶対に開催したいです。


企画の内容

【Utsumi Art to Sea PROJECT】は、コマスフイビーチで開催された”FLAG EXHIBITION”をメインに、様々な企画が行われました。主軸となる企画は、

①Utsumi Art to Sea FLAG EXHIBITION in コマスフイビーチ
②BIG FLAG & POSTER EXHIBITION in 内海駅
③STAMP RALLY in 周辺店舗
④ART TRAIN + マルシェ in 内海駅

①Utsumi Art to Sea FLAG EXHIBITION in コマスフイビーチ

※コマスフイは、今春からリニューアルオープンしたビーチです

全国の絵描き150人の”海の思い出”テーマの絵をタペストリーにして、ビーチでずらっと展示しました!各自の絵や想いを別ページにまとめましたので、ぜひご覧くださいませ。

各自の”海の思い出”の絵が実際に海で飾られ、それを見に来た方自体も”海の思い出”になるという、エモい展覧会でした。土日、特にART TRAINの日はたいへん盛況で、皆さん1作1作タペストリーを手に取って鑑賞されていて、お子さん連れはカワイイ!!キレイ!!などワイワイ見終わったら海辺で思い思いに遊んでいました。カップルやご高齢の夫婦などはベンチに座って、風にそよぐ絵を眺めたりしておりました。

秋の浜辺というロケーションも相まって、とてもピースフルで自由にアートを楽しめるイベントでした。

ギャラリー(催事場)が生でアートを堪能する随一の方法には変わりませんが、今回”海”というキーワードで絵と自然が共鳴し、さらに鑑賞した方自身も”海の思い出”になり、テーマが繋がる。アートをたくさんの方によりよく届ける、新しい可能性を感じました。

絵描きの皆さんは、”海の思い出”というテーマを抱え部屋で1人で紙やタブレットに向かい、黙々と制作されたと思うのですが、そんなふうに完成した絵は、ビーチで海・空・太陽・風・雨を感じ満足そうに過ごしているように見えました。

3週間ビーチで過ごしたタペストリーは、雨に濡れては乾いて風に吹かれ、糸がほつれてたりしてました。そして海や太陽の香りを充分含んだタペストリーは、展示終了後に作者の元へ配送します。受け取ったタペストリーを手に取り、それも”海の思い出”になれば良いなと願っています。
※出展作家の皆さんにはフラッグがピカピカではないことは事前に告知済

自然の中での展示でしたので、強風に吹かれる日もありましたが、一方幻想的な景色も見せてくれました。コマスフイはサンセットが格別と聞いていて、運良く居合わせることができましたので、写真を撮りました。ただ、”もっと美しい日もある、今日は70点くらい”とコマスフイの方が言っていて、そこに出会えるまでこのイベントは続けたいと思いました。※サンセット作家交流会は次回絶対したい

そして、ほとんどの人が知りませんが、実は夜はライトが光るようにしていました。※夜はアクセスが難しくなるのであえて告知せず、たまたま見れた人のおまけにしました

150作のタペストリー展示をメインに、ビーチでグッズ配布企画も実施しました。

★アートポストカードを毎日25人先着で配布
★アートトートバッグを(期間中2日間)150人先着で配布
※150作の中から優秀作を採用印刷させていただきました

そして、1/35少年さんに壁画も描いていただきました!また追って紹介しますが、150作中の最優秀賞として名鉄さんとのコラボがありましたので、その延長として。サンゴーさんの絵があることでインフォメーションがとても明るくカラフルになりました!壁画は終了後に消す予定だったのですが、コマスフイの方が気に入ってくださり、このまま残すことになりました!※ぜひ見に行ってみてくださいね

以上、”Utsumi Art to Sea FLAG EXHIBITION”でした。


②BIG FLAG & POSTER EXHIBITION in 内海駅

コマスフイビーチ会場の最寄りの内海駅では、150作の中から優秀作をビッグフラッグとポスターにして展示しました。ビーチ会場に行くため電車で来た方に、ようこそ!と出迎えます。

そして、夏本番が過ぎ少し控えめな駅が、絵描きの方のクリエイティブでカラフルで明るくなり、地元の方はとても喜んでくれていました。

▼超ビッグなフラッグは圧巻!

▲駅構内でまさかの展覧会!


③STAMP RALLY in 周辺店舗

コマスフイビーチを含む他周辺店舗にて、スタンプラリーを実施しました!3つスタンプを集めると缶バッチがもらえます。街全体で盛り上げてる感があって、楽しかったです。そしてどのお店も本当に美味しい!
※150作の中から優秀作を採用印刷させていただきました
※メインビジュアルは、める*さん

ビアシティ南知多

波まくら本舗

チータープリン

豊半

魚ひろば

まるは食堂


④ART TRAIN + マルシェ in 内海駅

期間中2日間、名鉄さまご協力のもと、内海駅に特別列車”ブルーミュースカイ”が発着しました。名古屋方面から内海駅に直通する、全指定席の臨時列車で、なんとチケット260枚完売してました!

“ブルーミュースカイ”は、名鉄130周年記念のレアな列車です。名古屋からセントレア空港を繋ぐ、”ミュースカイ”の青と白のカラーリングが逆転したのが、”ブルーミュースカイ”です。

今回、ブルーミュースカイが内海駅に初停車するということで、鉄道ファンの方は当日たくさんいらっしゃっており、写真もたくさん撮られておりました。そして、”Utsumi Art to Sea”への列車ということで、停車中にアートな装いになりました!

今回、ART TRAINのディレクションをさせていただきました。ブルーミュースカイの青白のカラーリングを基調に、海のモチーフや130(名鉄130周年)を散りばめたデザインを、糸川優さんに制作いただきました。

特別列車企画と同時に、内海駅では町主催のマルシェも行われ、内海駅とコマスフイビーチを繋ぐ、無料シャトルバスも運行されました。

そして、今回ポストカードやトートバッグ、ビッグフラッグやポスターなど、150作から優秀作を採用印刷させていただきましたが、その最優秀賞として、名鉄3000車両に掲載する広告のメインビジュアルとして、1/35少年さんの絵が採用されました!


終わった今

実は、当企画は2ヶ月半での準備/企画でした。作家募集開始が8月中旬で、作品データの提出〆切が10月初旬。募集開始とともに南海トラフ臨時情報が流れ、一時応募自粛ムードに…。しかし150人集まらなければ…。

イベント規模は今まで以上でさらに初企画でイメージが湧かない内容、募集期間は今まで以上にタイト。もうピンチではありましたが、そんな状況にも関わらず、楽しそう!と乗っかってくださった作家の皆様には感謝の気持ちでいっぱいです。

僕(つくし代表)は海が大好きで、アートと海のイベントを夢見ていました。今回、運良くご依頼いただけ、そして作家の皆様のおかげで無事開催、そして”Utsumi Art to Sea PROJECT”は無事幕を閉じました。本当に、忘れられない海の思い出になりました。

当企画は、来年も開催したいよねという話は方方から聞きましたが、どうなるかは分かりません。ただ、アートと海好きな僕としては、必ずまた”Art to Sea企画”を開催します。内海でアップグレード版やりたいし糸島(福岡)とか鎌倉(神奈川)とかでもできたら最高だな〜

引き続き、作家の皆様とアートファンの皆様が楽しめる企画を創って行きます。引き続きよろしくお願いいたします!

つくし代表 市本より