活躍している作家さんの作品づくりや技術を、つくしチームが記事にまとめ、
広くの作家さんへ発信→共有することで、アートを皆さんで有意義に楽しめればなと想い、
活躍作家【作品づくりノート】を、定期的にアップします。
第1弾は、かわいみなさんによる、水彩色鉛筆講座です。
水彩色鉛筆についての本も書いてらっしゃるので、ぜひお願いしてみました。
今回の記事は、実践つづき→完成編です。
では、どうぞよろしくお願いいたします。
<自己紹介・基本編はこちら>
<前回実践編はこちら>
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
=== 目 標 ===
当講座では、この線画を
↓↓↓↓↓
このように塗る方法を、3回に渡り記事をアップします
★実践用の線画をプリントして、塗り絵にご活用くださいませ
(他の目的での使用や配布禁止)
=== 実 践 ===
●ゆか、カーテン、まど、かべ
< 20 >
床。明るめの茶色の鉛筆で塗る。
今回は、横向きのフローリング風にしたいので、横の線で塗ってゆく。
< 21 >
水筆で塗る。このときも、横向きに塗る。
少し床に風合いを残したいので、きちっと絵具を溶かすのでなく、
少し鉛筆の部分が残るくらいのタッチで塗るとよいです。
< 22 >
カーテン。まず、薄い水色の鉛筆で全体を塗る。
< 23 >
次に、カーテンのしわの部分や、
壁と接している部分の近くを、濃い水色の鉛筆で塗る。
< 24 >
水筆で塗る。
< 25 >
窓枠。まず茶色の鉛筆で塗り、水筆で塗る。
< 26 >
乾いたら、木目を濃い茶色の鉛筆で描きこむ。
< 27 >
窓のへりは、窓枠よりも薄く色を塗る。
< 28 >
窓ガラス。一つ一つ、薄く青色の鉛筆で塗る。
ちょっと古い厚めのガラスをイメージして、、
全面的にではなく、周囲とハイライトを残すとガラスっぽくなります。
< 29 >
壁。今回は、薄い黄色と薄い肌色の混色にします。
2つの色をあみかけで塗る。(水筆で塗ったあとに、色鉛筆の線が残りにくいので)
< 30 >
全体図。優しい感じがするので、全面は塗らずふわっと丸く仕上げました。
< 31 >
水筆でなじませる。
●カーペット、洋服、ソファの脚
< 32 >
カーペット。ぼそぼそ?モフモフ?したカーペットにしたいので、
薄いグレーと黄土色の鉛筆で、きちっと塗らずにぼそぼそ風に色を塗る。
水筆は使わずそのまま。
< 33 >
洋服。暗めの青色の鉛筆で全体を塗る。
水筆でしわの部分は濃く塗る。
< 34 >
ソファの脚。
真ん中にハイライトを残すように、鉛筆でグラデーションで塗る。
水筆で塗る。
●しあげ
< 35 >
影をつける。クオリティがあがります。
< 36 >
模様を描きこむ。
ファブリックや壁、服など、好きな模様を描きこんでみよう。
< 37 >
ランプのあかり。ランプ全体にではなく丸く、明るめの黄色で塗る。
濃い黄色で重ね塗り。ほわっとさせたいので、水筆は使わずそのまま。
●完成!
=== お わ り ===
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
●プロフィール
かわいみな/愛知県出身
http://kawaimina.wixsite.com/works
日常の中にちょっと魔法がかかったような、
身近だけど不思議なイラストを描いています。
書籍の挿絵、展覧会などで活動中。
水彩色鉛筆での、ぬりえやイラストの描き方の本も書いています。
もしよかったら参考にしてみてください。
↓↓↓↓↓