活躍している作家さんの作品づくりや技術を、つくしチームが記事にまとめ、
広くの作家さんへ発信→共有することで、アートを皆さんで有意義に楽しめればなと想い、
活躍作家【作品づくりノート】を、定期的にアップします。
第1弾は、かわいみなさんによる、水彩色鉛筆講座です。
水彩色鉛筆についての本も書いてらっしゃるので、ぜひお願いしてみました。
今回の記事は、実践編です。
では、どうぞよろしくお願いいたします。
<自己紹介・基本編はこちら>
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=== 目 標 ===
当講座では、この線画を
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このように塗る方法を、3回に渡り記事をアップします
★実践用の線画をプリントして、塗り絵にご活用くださいませ
(他の目的での使用や配布禁止)
=== 実 践 ===
●肌・髪の毛・いぬ
< 1 >
肌のベースを色鉛筆で塗り、水筆で塗ってなじませる。
顔の真ん中を明るく、髪の毛のあたり・耳の部分・首は濃いめにすると立体的になります。
< 2 >
乾いたら、頬をピンクの鉛筆で塗る。
ほわほわっとした感じにしたいので、水筆では塗らずに色鉛筆のまま。
< 3 >
髪の毛。髪の流れを意識して、グレーの鉛筆で塗る。
頭の上のほうを明るくすると立体的になります。
< 4 >
先ほどのグレーより濃い茶色の鉛筆で重ね塗り。
このときも、髪の流れに沿って。
< 5 >
水筆でなじませる。
水筆で塗るときも、髪の流れを意識して。
< 6 >
乾いたら、先が少しとがった濃い茶色の鉛筆で、
髪の線を描き入れるとメリハリがつきます。
< 7 >
女の子の髪の毛も同じように。
ウェーブがかかっているときは、盛り上がった部分にハイライトを残してもよいです。
(水筆で色鉛筆の芯の色を溶かしてなじませるとき、
水筆をこまめにテッシュなどで拭きながら塗ると、均等に塗れます)
< 8 >
犬の毛並み。まず、ベースの薄い色を鉛筆で全体に塗る。
< 9 >
毛の色が濃い部分を鉛筆で重ね塗り。今回は3色使いました。
犬の毛並みを意識して塗るとよりよいです。
< 10 >
水筆で塗ります。
このとき、一気に全面を塗るのではなく、
ちょこちょこと部分的に塗ると、犬の毛のもしゃもしゃ感がだせます。
一気に塗るとのっぺりします。
また、乾いてから髪の毛と同じように、濃い色の鉛筆で毛を描き足すのもよいです。
●ブランケット、ソファ
< 11 >
フリンジつきブランケット。
オレンジの鉛筆で、濃い部分と薄い部分がでるように、ムラをつけて塗る。
< 12 >
同じように赤色の鉛筆で重ね塗りし、
水筆で塗る。
< 13 >
フリンジ部分。
ベースを黄色の鉛筆で塗り、水筆で塗る。
< 14 >
赤色の鉛筆で、細く線を入れてゆく。
(よくある毛束にいろんな色があるイメージで…)
< 15 >
もこもこのブランケット。
素材感をだしたいので、色鉛筆で小さな〇をぐるぐると描くイメージで塗る。
見本のように、白くハイライトを残すと立体的になります。
< 16 >
その他、クッションなども塗る。
< 17 >
ソファ。まず、下の暗い部分を中心にグレーの鉛筆で塗る。
< 18 >
次に、黄緑色を重ね塗り。
< 19 >
薄いほうから水筆で塗ってゆく。
だんだん水筆に絵具がたまるので、
こまめにティッシュで拭きながら塗ってゆくとよいです。
〜次回は、線画に色を塗る実践つづき→完成編です〜
=== 続 く ===
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●プロフィール
かわいみな/愛知県出身
http://kawaimina.wixsite.com/works
日常の中にちょっと魔法がかかったような、
身近だけど不思議なイラストを描いています。
書籍の挿絵、展覧会などで活動中。
水彩色鉛筆での、ぬりえやイラストの描き方の本も書いています。
もしよかったら参考にしてみてください。
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