つくし報

【つくし荘出展作家インタビュー】トヨダイズミ(第2部、Komore)

カテゴリー:つくしチームからのお知らせ2017.09.23

9月13日(火)よりはじまりました「つくし荘 作家選抜展」。今年も46人の魅力溢れる作家が2週にわたって名古屋に集結します。
今回は広報より出展作家46名をインタビュー形式でご紹介します。
つくし荘を観る前に、観た後に、ぜひお読みいただき、もっともっと作家のファンになっていただければ嬉しいです。

 

トヨダイズミ(第2部、納屋橋Komore会場)
Profile:
京都在住。
2009年頃からインターネットで作品を発表。
2014年より展示活動を開始。
主に透明水彩を使用しています。
少女や植物等をモチーフに、メランコリーと、
それに寄り添うものを描きたいと思っています。
Web:http://sugarcoated.velvet.jp/

 

トヨダイズミ_1

 

Q:
あなたが創作活動をはじめたきっかけを教えてください。
A:
幼い頃から絵を描くことが好きで、マイペースに描き続けて今に至ります。

Q:
作品に主に登場する女の子や花のモチーフはそれだけでも美しいのですが、ストーリーがあって幻想的でワクワクします。作品はどのようなものからインスピレーションを膨らませているのでしょうか?
A:
私が描いている植物はほとんどが近所や外出先で目にしたものです。
いつも何気なく目にしているものの美しさにハッとする瞬間があって、そこから絵を紡いでいます。憂鬱を抱えた少女たちを描いていますが、自分自身が気づいていない生命力があるという意味を、一緒に描いた植物たちに込めることが多いです。

Q:
制作過程で一番楽しんでいらっしゃるのはどの工程ですか?
A:
制作過程は色塗りの工程が好きです。水彩は完璧にコントロールできるものではないので、思いがけない効果やにじみやムラができると楽しいです。

Q:
甘めのモチーフにダークトーンのカラーのバランスが絶妙で、ひかえめながら色気があるなあと感じます。使う色やバランスについてこだわりはありますか?
A:
ありがとうございます!こだわって目指している色使いというよりは、自分のフィルタを通してアウトプットすると、どうしてもこういう色になってしまうという心地いい癖のようなものです。小学生のころ、トウモロコシの絵を描くときに先生から「よく見てごらん、たくさんの粒があるけれど、同じ色の粒はひとつもないよ」と言われたことは、今でも私が色を使うときに大切にしている視点です。

Q:
好きな漫画や、物語(小説・映画・漫画など)を教えてください。作品のタイトルや伝わってくる感情は物語を読む方ならではの発想や言葉なのではないかな、と思い質問してみました。
A:
子どものころに触れた童話や漫画、アニメやゲームなどの印象的なエピソードが発想の根っこになっていると思います。「ナイチンゲールとバラ」や「銀河鉄道の夜」などの悲しく美しい物語は特に忘れられず棘のように心に刺さっています。
大人になった今は、物語として全てを描くものよりも、物語を想像させる余地のあるものに惹かれます。音楽のメロディーや詞からイメージを広げることが多いかもしれません。あがた森魚さんをよく聴いています。

Q:
つくし荘出店者のミニ原画を三省堂書店名古屋本店さんで展示・販売していますが、
トヨダさんの作品を入手された方の嬉しそうな報告を私たちも伝え聞いています。
作家作家活動を続ける原動力(これだからやめられないということ)がありましたら教えてください。
A:
作品は自分のために描いている、とても個人的な想いの塊です。言葉にはできないような感情も描いていますが、その作品を好きと言ってくださったり、お迎えしてくださる方がいることは、共感していただいてるようでとても嬉しいです。

Q:
今後の活動予定を教えていただけませんか。
A:
10月に新しい作品集を発表し、今後のイベントや展示で販売予定です。

トヨダイズミ_2

 

「心地よい」カラーセンスだけでなく、身近なモチーフから幻想的な世界を深く広げてくれるトヨダさんの作品たち。それは幼い頃に受け取ってきた素敵な言葉や思い出をベースに紡がれているのでしょう。見たことや聞いた事を大切に、心に残している姿勢が印象的でした。
一目見れば美しい。ストーリーを思い起こしながらじっくり見るのも楽しい。きゅっと心を締め付ける作品たち、小説を読むようにお楽しみいただけるはずです。

 

インタビュアー:TSUKUSHI TEAM 大澤

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