つくし報

【つくし荘出展作家インタビュー】0084。(第2部、A-1)

カテゴリー:つくしチームからのお知らせ2017.09.21

9月13日(火)よりはじまりました「つくし荘 作家選抜展」。今年も46人の魅力溢れる作家が2週にわたって名古屋に集結します。
今回は広報より出展作家46名をインタビュー形式でご紹介しています。
つくし荘を観る前に、観た後に、ぜひお読みいただき、もっともっと作家のファンになっていただければ嬉しいです。

 

0084。(第2部、アートスペースエーワン会場)
Profile:
1988年 愛知県西尾市出身、名古屋造形大学卒業。東京都在住のアクリル画家。
16歳で歌手のCDジャケット絵に抜擢、それをきっかけに大学在学中より創作活動を開始。
ライブペイントでのイベント出展多数他、個展、グループ展出展。CDジャケット、店内壁画、イベント衣装のペイントなど制作。
Web:http://www.facebook.com/ekakibito0084/

 

0084。_1

 

Q:
作家活動をはじめたきっかけを教えてください。
A:
高校生の頃に、描いた絵が歌手のCDジャケットに抜擢されたことがきっかけです。

Q:
つくし荘に 参加しようと思った決め手は?
A:
一つの限られたスペースを与えられて、じゃあこの壁をどう使おうを考えられることが魅力的に思えました。お世辞なく観ていても参加しても楽しい展示ですね。

Q:
「じゃあこの壁をどう使おうと」というところが、ライブペイント(クリエーターズマーケット)や、ポストカード戦(TORIDE)や、そういったところでお見かけする0084。さんの横顔に重なるなあと思いました。
あらかじめテーマや制約があるほうが燃えるのでしょうか。
そのなかでどのように描くか・みせるか、というところに面白みを感じていらっしゃるのかなあって思いまして。
A:
初めてそんなことをご指摘頂いたので嬉しく思ったのですが、幼い頃から“自由研究”が他の何よりも苦手でした。たぶん、基本的な性格が真面目で神経質で臆病者だからだと思います。
なのでおっしゃる通り、スペースや何かの制限のある企画、つくしの方が物凄く自由さを感じます。それを踏まえると大橋の個展を見たことがある方は真面目にまとまってるなって感じるかと思います(笑)
要は鬼ごっこや隠れんぼが大好きです。必ずルールってもんがあって、誰かがそれを崩せば一気にグダグダで酷くつまらないものになる。ルールに従った上で、範囲内で全力で取り組むものに「よっしゃぁぁぁぁぁ!!!!!」と個性を燃やそうと思えるのかなと実感します。

Q:
ご自身のなかで、「創作活動、これが楽しいからやめられない」と思うものって何でしょうか。
A:
なんか、たぶんほとんど“お笑い芸人”ですよね。近いもので言ったら。誰かが笑ってくれたり楽しんでくれるのを見るとやめらんねぇなあと普段から思います。
幼少期から人見知りで引っ込み思案で、人前に立つことが大の苦手なのになんで創作活動なんてしてんのかなって今でも不思議に感じますが、「周りや見ている人を楽しませるには」って、活動をしながら考えることが出来、考えている時間こそがとても好きです。
作品を展示して観てもらうてだけでもとても贅沢なんですが、あまりかしこまって観てもらっても私が面白くねぇなと思ってから、作品以外でふざけるようになりました。クリマではお客さんにイタズラしまくってます。
それを色んな人にやっていたら色んな人が笑ってくれるようになって、嬉しくて楽しくて。
作品の制作と、ふざけたイタズラの両方を考えるバランスが今は一番の活力で生き甲斐に感じます。

Q:
花に動物に、どのモチーフも色や筆の置きで形や模様を繊細に表現されていて美しいです。「下絵」はどのように描いていますか。
A:
このモチーフのシリーズ(動物や水面などの色と形が重要な作品)には下絵が必要だなってときは鉛筆で形を描くんですけど、基本的には色を置きながら進行しながら考えていく感じです。花や金魚がそうです。
ちなみに満月をよく描くんですが、大学を出たあたりの頃は正円にするのに時間をかけて、コンパスで描いたような円をフリーハンドで描いていました。でもそのうち、「時間かけるのは正円にすることじゃないわ」って気付いてからコンパスです。

Q:
制作工程の中に好きな工程、苦手な(好きじゃない)工程はあるのでしょうか?
A:
好きなのは金魚の尾鰭を描いているとき。髪の毛の流れを描いている様でとても好きな時間です。
苦手なのは“線に沿ってはみ出さないように描く”ことですね。昔から塗り絵が苦手なんです。はみ出さないように描くことだけにしか集中できなくなって、塗れたー!と全体を見ると配色間違えてたりとかね。結果まじ乙ですよね。よくあります。

Q:
つい使っちゃう色ってありますか?
A:
プルシャンブルーですかね。深い濃い青。「この作品には使わない!」と思ってても、使うと絵が落ち着くような気がします。「これ入れときゃ味が整うはず」という塩コショーと一緒です。

Q:
最後に。今後の活動予定や目標(野望)などもあったらお聞かせください。
A:
今後は、まあ冬ですがまたクリマ出展くらいですかね。
野望は、画家を目指したきっかけでもあるCDジャケットの制作がたくさんできるようになりたいなと、常々思いながら頑張っています。

0084。_2

 

言葉の節々からエンタメ精神を感じる0084さん。楽しませたいという気持ちと、なにより自身がおもいきり楽しもうとする姿勢を感じる、楽しいインタビューでした(おもしろすぎたのでほぼ原文のまま掲載させていただきます)。
しかしながらお笑い芸人の精神とは打って変わり、作品から感じる気迫や気品は本物です。作品の中で命を吹き込まれたように咲く花、泳ぐ魚にうっとりすること間違いなし。

 

インタビュアー:TSUKUSHI TEAM 大澤

PAGE TOP