つくし報

【つくし荘出展作家インタビュー】 横山ゆり〜鋼〜(第2部、A-1)

カテゴリー:つくしチームからのお知らせ2017.09.21

9月13日(火)よりはじまりました「つくし荘 作家選抜展」。今年も46人の魅力溢れる作家が2週にわたって名古屋に集結します。
今回は広報より出展作家46名をインタビュー形式でご紹介しています。
つくし荘を観る前に、観た後に、ぜひお読みいただき、もっともっと作家のファンになっていただければ嬉しいです。

 

横山ゆり~鋼~(第2部、アートスペースエーワン会場)
Profile:
春夏秋冬。
季節が織りなす輝きや神々しさなどの自然。
季節を迎えた喜びや懐かしさなどの感情。
それらを花々に映して、宝物のように閉じ込めたい。
絵の先の向こうに、何か見てもらえたら、感じてもらえたら。そう思って描いてます。
関東北部を中心に展示会出展多数。
画材はペンと色鉛筆。線維筋痛症という病と戦いながら作成しております。薬剤師。
Web:http://twitter.com/hagane4200

 

横山ゆり〜鋼〜

 

Q:
制作活動をはじめたきっかけは?
A:
幼稚園の頃、美大生の方に色のセンスが私の好みだから、絵を教えてみたいとスカウトされ、教わり始めたことがきっかけです。

Q:
当時、どんな色づかいがその方の心を射止めたのでしょう。幼稚園の頃にスカウトされただなんて、聞いたことのないストーリーでびっくりです。
A:
美大生の方には、小4か少5まで教わっていました。でも「描きたくない時に描いてもいい絵にならない」と言う方針の方だったので、ゆるーく続けている感じでした。デッサンから水彩、油まで教わりました。
射止めた色使いは小さい頃の記録で曖昧なのですが、多分、補色をさり気なく使っていたからだと思います。もちろんそれが補色だと、その当時は知らなかったのですが。

Q:
創作される中で今のモチーフや色鉛筆の表現に辿り着いたのは、鋼さんにとってモチーフ・画材などのどのあたりがしっくりきたのでしょうか?
A:
中学の頃から独学で、ペンと色鉛筆を使いだし、成人してから、カラーインクやコピック、パステルなど、目に付いた画材は手当り次第にやってみたのですが、しっくりきたのが色鉛筆でした。
描きたい時に、すぐ取り掛れるという点が一番の理由です。他の画材は下準備や片付けがめんどくさくて…(でも色鉛筆は仕上がりまで、凄く時間がかかるのですけど)
モチーフとして花しか描かないのは、花の魅力にやられてるからです(笑) 色気やエロスを感じる事が花にありました。花びらをめくる時に、スカートめくりをしてるような背徳感…!今はエロスは感じなくなりましたが、神々しさとかは感じます。
あと、私を見出し、初めての個展の手配をしてくれた師匠?(絵は教わっていないのですが、私の住んでる地域では大きな絵の派閥の会長さん)に「花以外描くな、花の絵で色鉛筆と言ったら、横山ゆりだ!と言われるようになれ」と方向性をつけてくれた事も、花をモチーフにする理由の一つです。

Q:
丁寧に着色されていますね…!葉の墨色や背景色のバランスも絶妙だなあと思います。選ぶ紙、線、着色などについて、こだわるポイントやマイルールがありましたら教えてください。
A:
お送りした画像はほんとにまだまだ塗りはじめのもので、あれから、花の赤い部分だけでも、5色以上塗り重ねています。
紙ですが、表面がツルツルしてる紙なら、何でも使います。凹凸があると、色鉛筆の粒子が上手く入りません。
線の終わりは、ペンを止めずに、シュッと抜くようにしています。ピタっと止めてしまうと絵のキレが悪くなるような気がしてしまいます。また、なるべく線を重ねないようにしています。
着色は、画面のほぼほとんどで、同じ色を使うように心がけています。例えば赤い花なら、葉にも赤を入れるように。原画を見ても「どこに入ってる?」と思う程度ですが、画面に統一感が出ますね。
これらは、つまらぬマイルールなので、他の作家さんの作品に通ずるものではありません。

Q:
「作家活動、これだからやめられない」というポイントはありますか?
A:
やめられない理由ですが、描き出すと、身体の辛さや時間を忘れる程熱中するので、やっぱりやめられません。

Q:
今後の目標、チャレンジしてみたい活動などありましたら教えてください。
A:
今後の活動&目標ですが、近い将来の目標としては、東京進出です。今まで関東北部のみの活動でしたので、活動範囲を広げたいと思います。
中間的目標は、個展開催。
遠い目標と言うか夢と言うか野望かもしれませんが、本の装丁や挿絵、描き方教本や画集など、書籍の活動をしてみたいです。

 

様々な花の表情をしっとりとセクシーに花を描きあげる横山さん。みんなが好むもっとも綺麗な時期はもちろんのこと、枯れ始めすらやさしく描きあげます。どんなときもどんな角度からも花そのものを愛おしむ目線を伺うことができるよう。
線も色もシンプルであるがゆえにより一層映える、柔らかな花の色が放つ気品をお楽しみください。

 

インタビュアー:TSUKUSHI TEAM 大澤

PAGE TOP