つくし報

【つくし荘出展作家インタビュー】池田里実(第2部、A-1)

カテゴリー:つくしチームからのお知らせ2017.09.20

9月13日(火)よりはじまりました「つくし荘 作家選抜展」。今年も46人の魅力溢れる作家が2週にわたって名古屋に集結します。
今回は広報より出展作家46名をインタビュー形式でご紹介しています。
つくし荘を観る前に、観た後に、ぜひお読みいただき、もっともっと作家のファンになっていただければ嬉しいです。

 

池田里実(第2部、アートスペースエーワン会場)
Profile:
ドローイングで出てきた面白い形、好きなもの、記憶に残った風景、身のまわりにあるもの等をモチーフにして描いています。
モチーフを散りばめたり色を乗せることが自分自身の癒しになり、過去の記憶を辿る行為にもなります。
生まれるリズム、偶然性を意識し大事にしています。
長野県生まれ。現在長野を拠点に活動中。
Web:http://satomiikeda.tumblr.com/

 

池田里実_1

 

Q:
創作活動をはじめたきっかけを教えてください。
A:
きっかけはたくさんありますが、美大のデザイン学科を専攻した中で、大学1年生の2ヶ月間に受けた絵画の授業が影響していると思います。

Q:
授業で絵を学んだとき、どんなところを魅力に感じたのでしょうか。
A:
授業では画材に油彩を選択したのですが、失敗した部分も重ねていけばそれが成功になっていったり、大きい画面で描いていたので、体を動かして描くのが気持ち良かったり、今まで自分が抱いていた絵画のイメージとは違うことに気づきました。その後は絵と離れていた時期もありましたが、最終的に戻ってきました。

Q:
優しくのびのびとした筆づかいなのにどこか寂しげな表情を感じられる作品が多い気がします。制作する際に、どのような気持ちで作品に向かわれているのでしょうか。
A:
ポジティヴなだけの絵で終わるのが嫌だったため、明るいけれど儚いといった逆の要素を入れるようにしていました。
去年までは何を描こうか考えすぎて固くなっていた部分がありましたが、最近ではもう少し自由な見方で描いています。今描いているものは本当に自分が描きたいものなのかどうか、常に意識するようにしています。

Q:
私が持つ池田さんの作品のイメージは女の子とピンク色( 強い色も、弱い色も)です。
ピンク色は意識して使う色なのでしょうか?その他、つい使ってしまう色などはありますか。
A:
今回つくし荘で展示する作品の中にも、 真夜中をイメージしたピンクベースの作品があります。ピンクはあまり自然界にない色なので、 本来の色と離したい時に使ったりします。 ドラマチックにできるのが魅力の一つです。学生時代からピンク色の物が好きで使ってしまうのもあります。
他は自然物に使う緑が多いですね。最近では特にこだわらず、その時その時で置きたい色を置くようにしています。

Q:
好きな作家や、制作のときに意識して見るもの・ことなどがありま したら教えてください。
A:
好きな作家は内藤礼、荒井良二、杉戸洋、船越桂、藤森照信、清水真里、 フェルディナント・ホドラー、クリスチャン・ボルタンスキー、 ルーシー・リー など。(敬称略)
絵の中での体験、経験を増やしていくことを心がけています。手の慣れで描かず、面白い線や形、動きのある画面を模索しながら制作しています。

Q:
今後、チャレンジしてみたい活動、目標などはありますか?
A:
絵画を展示する以外にも、 印刷物になることを意識した作品制作や立体と一緒の展示など、色々な可能性を探していきたいです。

池田里実_2

 

記憶の引き出しからやってきたもの・ことたちが遊ぶ、箱庭のような作品たち。
のびのびした色づかいや遊び心あふれるモチーフは子どもらしくもあり、大人らしくもあり、魔法がかかっているようです。
みなさんはどんな感情をくすぐられましたか?どこかなつかしく、夢の中にいるような気持ちにもさせてくれる作品たち、ぜひご覧ください。

 

インタビュアー:TSUKUSHI TEAM 大澤

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