つくし報

【つくし荘出展作家インタビュー】林 麗唯(第2部、A-1)

カテゴリー:つくしチームからのお知らせ2017.09.19

9月13日(火)よりはじまりました「つくし荘 作家選抜展」。今年も46人の魅力溢れる作家が2週にわたって名古屋に集結します。
今回は広報より出展作家46名をインタビュー形式でご紹介しています。
つくし荘を観る前に、観た後に、ぜひお読みいただき、もっともっと作家のファンになっていただければ嬉しいです。

 

林 麗唯(第2部、アートスペースエーワン会場)
Profile:
1990年。千葉県生まれ。
2015年11月から透明水彩の制作活動をはじめる。
透明水彩ならではの「にじみ」や「ぼかし」を活かして、
季節のお花たちを柔らかな色彩で描いています。
Web:http://twitter.com/pin_a

 

林麗唯_1

 

Q:
あなたが創作活動をはじめたきっかけを教えてください。
A:
もともと絵を描くのが好きでしたが、進路は美術系ではなく一般大学に進みました。社会人になってから、後悔しないように やりたいことを本気でやろうと決心して、水彩画を始めました。

Q:
あなたが「つくし荘に参加しよう」と思った決め手を教えて下さい。
A:
全国から様々な作家さんが集まっての展覧会とお伺いし、参加してみたい!と強く感じたからです。

Q:
林さんのブースを拝見した時、作品は当然魅力的だったのですが、印象的だったのはトータルの演出力です。展示やブースの演出がとてもお上手でした。
まるでテーブルコーディネートのようで、作品にマッチしていたなあと感じたのですが、展示の演出はご自身で考えられているのですか?
A:
ありがとうございます(照)
つくし荘に参加させていただくきっかけになったのは、デザインフェスタvol.44への出展でした。それが水彩画を展示する初めての場だったので、長い時間をかけて準備した思い出があります。
ブースデザインは、ほぼ1人で考えましたが、友人に客観的にどう見えるか相談し、協力していただきました。

Q:
制作・展示の際に大切にされているコンセプトなどありますでしょうか?
A:
展示のコンセプトと言えるかわかりませんが、デザインフェスタのブースデザインは、ウェディングドレスなどのブライダルデザインが大好きなので、そのイメージをもとに チュール・ガラスなど、透明感があってキラキラした素材を バランスをとりながら散りばめました。

制作の時に大切にしていることは、「透明水彩で描くということ」という、私自身へのテーマにあります。どういうことかというと、透明水彩で一枚の絵を描くことは、人生とよく似ていると思っています。
たとえば、真っ白な水彩紙が人の一生だったとして、紙の上を絵の具が優しく滲んでいく感じや、色と色が響き合うこと、それを導いて見守ること。時には紙の白さを活かすこと。乾いた色の上に、別の色を重ねて、ハーモニーを楽しむこと。それらが、生きていく中でたくさんの人たちと関わり合っていく事と重なるように思うんです。
そしてなにより、透明水彩ならではの 二度とやり直せない工程を、勇気を持っていれていく事そのものが、人生とリンクすると感じています。

Q:
林さんの作品は1輪の花よりもふんわりした花束のイメージが強いです。作品を構成するときに気をつけていることや、ご自身のルールなどがあったら教えてください。
A:
すてきなイメージで絵を見てくださって嬉しいです。
構成では、絵の中に”主役を作ること”と”描きすぎないこと”に気をつけています。そしてどの作品にも、自分が1番好きな部分を作る・見つけることは、大切にしていることのひとつです。例えば、この滲みはキレイにできた!とか、ステキな色で描けた!葉っぱの形が気に入っている!とか…きっとその部分が、気持ちがいちばん乗っている箇所なんだと思います。

Q:
描いていて特別夢中になる花、一番好きな花を教えてください。
A:
桜や藤、菊など好きなお花がたくさんあって、いちばんを決めるのはとても難しいのですが、やっぱりバラでしょうか。中でも可愛らしい”スプレー咲き”や”つるバラ”の、白い色のお花は、花嫁さんを連想させてくれて大好きです。
季節のお花はみんな生き生きしていて、見ていて嬉しくなります。紫陽花の影色や花弁と花弁の隙間を描くとき、バラの花の中の影色を入れた瞬間は、お花の立体感がぐっと引き立つ瞬間でとても嬉しくなります。

Q:
今後チャレンジしてみたい活動、作品、などありましたら教えてください。
A:
あまり公表していないのですが、結婚式のウェルカムボードなどの制作は、水彩画を始めた頃からの密かな夢です。希望してくださる方がいらっしゃれば、お手伝いをさせていただけたらいいなと思っています。また、今後の活動としては、個展を開くことが目標のひとつにあるので、コツコツ私らしく描き続けていきたいと思います。

林麗唯_2

 

様々な花を透明水彩で丁寧に描く林さん。シンプルな透明水彩画ながら私たちの心を捉えるのは、お話からも伝わってくる花や作品の向こうにいる大切な人たちへの思いやりや愛情が、筆に、紙面に表れているからではないでしょうか。原画たちの前に立てば、みなさんにもきっとその優しさが伝わるはずです。

 

インタビュアー:TSUKUSHI TEAM 大澤

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