つくし報

【つくし荘出展作家インタビュー】なかなおり内科(第1部、A-1)

カテゴリー:つくしチームからのお知らせ2017.09.12

9月13日(火)よりはじまる「つくし荘 作家選抜展」。今年も46人の魅力溢れる作家が2週にわたって名古屋に集結します。
今回は広報より出展作家46名をインタビュー形式でご紹介します。
つくし荘を観る前に、観た後に、ぜひお読みいただき、もっともっと作家のファンになっていただければ嬉しいです。

 

なかなおり内科(第1部、アートスペースエーワン会場)
Profile:
おもちゃ屋さんで売ってる狂気
無邪気な暴力と200%の優しさであなたを傷つけるかもしれない なかなおり内科
平面、立体、パフォーマンス、ライブペイント、やりたいことをやりたいようにやって生きています
塗ったり縫ったり傷を癒す
わたしのためのお医者さん
Web:http://blog.livedoor.jp/waruagaki4night/

 

なかなおり内科_1

Q:
あなたが創作活動をはじめたきっかけを教えてください。
A:
自分のどこにも放出できない気持ちを昇華させられるものが作品を作って発表することだったので、それが活動をはじめたきっかけです。

Q:
絵を描く、立体表現、パフォーマンス等、表現方法が多彩ですが、表現方法の使い分けなどは意識されているのでしょうか、それともひらめきに従って制作を進めていくのでしょうか。
A:
これをつくりたい!と考えた時にわりと完成形が頭に浮かぶので、その表現方法に従ってつくっています。脳内で別の表現に置き換えてみたり、実際につくってみたりしてやっぱりこっち!と変わることもあります。

Q:
作品制作の際に意識しているコンセプトなどはありますか?たとえば、しばらく製作されていた女の子をモチーフにした作品たちにについて、色あざやかでポップなタッチなのに、表情が悲しげだったりモチーフがグロテスクだったりするのが印象的でした。
A:
一貫しているコンセプトは「負の感情/状況の中で思い出す幸せ」です。
グロテスクなのは内臓がみえているせいだと思うのですが、ストレスでお腹が痛くなるとか緊張で胃が痛くなるとか…そういう場面は日常でよくみる光景で、体と心がつながっているからなんですよね。不健康になった時にこそ健康のありがたみを感じることもできます。それを表現したらこうなりました。
女の子なのは、自分みたいな人物を描くと感情移入しやすいからでしたが(自分を描くのがめちゃくちゃ好きなんです)、最近はちょっとぼかすようにしています。あえて。じぶんがもう少女ではないので。

Q:
最近の表現だと、とんがり帽子の子がメインで登場しているようですね。最近のリリースではこの子が出てくる、鮮やかな世界が多いなと思ったんですが、つくしに向けての最近はどのような気分で制作されていますか?
A:
とんがり帽子の子は今回初めて出てきましたね。この後控えている個展にもつながるのですが、ピーターパンがヒントになっています。「大人が持つ幼稚な部分」にずっとスポットを当てたくて、今回そのテーマで描いているところです。幼児性とか、子供とリンクするイメージを描きだそうとしているので、鮮やかな色が多いのだと思います。あとは今年やっている仕事が何かと子供関連のものが多いのでそういう色合いがよりいっそう好きになりました。引き寄せられているのでしょうか・・・。
色のチョイスは正直つくっていて気持ちいいか良くないか、で決めています。プランの中では赤だったとしても、これじゃない、と感じたら躊躇せず別の色に変えます。見た目が心地よいことがすべてだと感じます。

Q:
今回、「つくし荘に参加しよう」と思った決め手を教えて下さい。
A:
あついお誘いをいただけたことと、つくしの雰囲気が好きなのでやっぱり楽しいからやりたい!という気持ちです。

Q:
つくしの雰囲気が好きと言っていただけて嬉しいです。(今年も感じていただけるよう努力します…!)過去に出展いただいた際の印象的なシーンなどありましたら教えてください。
A:
お手紙を出せること、ポストがあることがつくしの良いところだと思います。いつも参加するたびに楽しみにしています。お手紙は励みになるのでたまに読んでいます。
つくし荘、なので、お隣の人への挨拶…みたいな感覚でちょこっと何かを書くのが楽しいですね。ドキドキするけど新しいことが待っているワクワクが好きです。実際につくしがきっかけでお友達になれた人もいるので(インタビューを読んでいる人気が向いたら、なんでもいいのでひとことください!可能ならお返事も書きますので!)

Q:
アーティスト活動を行う中でご自身が癒されたり、良かったなと思ったりすることはありますか?
A:
うわ~めちゃめちゃ苦しい~!というのをうまく昇華してつくった作品が世の中に出たり認められたりすると良かったなと思います。自身が癒される時は発表しているときよりも制作している時です。昇華といいましたが消化のイメージです。私の中では。

Q:
今後活動する中で表現してみたい、挑戦してみたいといった目標などあったら教えてください。
A:
こどもと一緒になにかやりたいですね。すごく自由な形で!あと雑誌に載りたいです。

なかなおり内科_2

作る途中でご自身を癒し、展示によってみなさんを楽しませてくれるなかなおり内科さんの作品。「ちょっぴりむずかしい」のですが、見るたびに・年を重ねるごとに優しくなっているなあと感じます。
今回お話して、アートがつむぐコミュニケーションを心から楽しんでくださる横顔を伺うことができました。思い切って作品への思いなど質問すると楽しいもの。お話しするもよし、お手紙もよし。ぜひ、ご本人に投げかけてみてください。

 

インタビュアー:TSUKUSHI TEAM 大澤

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