つくし報

【つくし荘出展作家インタビュー】りばた(第1部、A-1)

カテゴリー:つくしチームからのお知らせ2017.09.10

9月13日(火)よりはじまる「つくし荘 作家選抜展」。今年も46人の魅力溢れる作家が2週にわたって名古屋に集結します。
今回は広報より出展作家46名をインタビュー形式でご紹介します。
つくし荘を観る前に、観た後に、ぜひお読みいただき、もっともっと作家のファンになっていただければ嬉しいです。

 

りばた(第1部、アートスペースエーワン会場)
Profile:大阪出身、東京在住イラストレーター。京都精華大学テキスタイルデザインコース卒業後、2010年頃から少女を主題としたデジタルイラストを数多く制作、2016年から透明水彩を用いた作品制作を開始。仏画やイコンなどをイメージソースとした少女像を制作している。
Web:http://riba-ta.tumblr.com/

 

りばた_1

Q:
あなたが創作活動をはじめたきっかけを教えてください。
A:
絵を描くのは物心ついた頃から好きでした。美大ではテキスタイルデザインの学科に在籍していて、今のような絵は描いていなかったのですが、20代後半に絵が全く描けなくなった時期が1年ほどあり、そのときにふと原点に帰ろうと思って子供の頃に好きだったコミック系のイラストを描くようになりました。

Q:
あなたが「つくし荘に参加しよう」と思った決め手を教えて下さい。
A:
昨年からアナログで作品を制作するようになり、少しずつ展示活動も増やしていきたいと思っていた矢先にお声掛け頂きました。昨年は友人や自分の好きな作家さんも参加されていてTwitterで展示の様子も流れて来ていたので、良い雰囲気の展示だなという印象が残っていましたので、参加を決めました。

Q:
「昨年からアナログで作品を制作するようになり」とありましたが、アナログでの制作・展示をはじめたきっかけや、はじめたことで変化や手応えなどがありましたら教えてください。
A:
デジタルで描くことに行き詰まりを感じていた時に、仕事の関係で水彩に関わることになったり、アナログをすすめて下さる方が居たりと、色々なきっかけが重なりました。アナログもデジタルもひとつの技法としてどちらも良い面があり、両方やることで相互に良い影響が出たと思います。

Q:
作品に登場する女の子たちはかわいいのですが表情が寂しげな子が多く、周囲をとりまく花や光といったイメージが少し非現実的で、ときどき心の中にあるもやもやに似ているなあとも感じました。
作品の構成やイメージはどんなときに生まれるのでしょうか?よくご覧になったり、イメージが膨らむモチーフなどはありますか。
A:
作品の構成やイメージは宗教美術(曼荼羅や仏画、イコンや祭壇など)に影響を受けています。その為、少女に表情や動きでキャラクター性を付けることはありません。偶像崇拝としての少女と、花や装飾で画面を構成しています。

Q:
宗教美術りばたさんの中でどのような部分に感銘を受け、影響されていらっしゃいますか?花や装飾は作品の感情を表しているようにも感じたのですが。
A:
絵の中の花や装飾は、描き手である自分自身の感情というか、対象への崇拝を形にしたものかなと思います。
元々単純に装飾的な絵を見るのは好きだったので(バルビエとかクリムトとか)、その延長線上で宗教美術の装飾にも目が行くようになったのですが、宗教美術の場合対象への信仰があるからあれだけ執拗なまでの細密な描写が出来るのかなと思っています。
自分はまだそのような領域ではないですが、描く対象(少女)を美しく感じる気持ちを絵にしているのだと思います。

Q:
少女たち、表情は控えめながらとてもかわいらしいですね。どことなくアイドル的な雰囲気があるなと感じるのですが、人物を描くとき参考にしているひとはいますか?
A:
偶像という意味ではまさにアイドルですが、特定のモデルなどは居ません。

Q:
埋もれるようにたくさんの花・その配置、強すぎないはかないパステルカラーなど、しっかり計算されているようにも見えます。
描くときに配置やカラーなど、作品に課して?いるルールなどはあるのでしょうか。
A:
配置や色に特にルールはありませんが、前述の通り宗教絵画をイメージソースにしている為、後光/光背のようなものはよく絵の中に入れます。色は塗りながら決めていくことの方が多いです。

Q:
今後、チャレンジしてみたいお仕事、目標などありましたら教えてください。
A:
書籍の装画をやってみたいです。活動としては、来年初めての個展を開くことが目標です。

りばた_2

作品の中に佇む表情のほとんどない女の子とそれを彩る花や光。りばたさんの作品は、淡い・きれい・可愛いだけでなく彼女たちは何を感じ、何を想っているのかぼんやり眺め、考えさせてくれる物語の余白を感じます。デジタルイラストももちろん素敵ですが、透明水彩は必見!やわらかな優しさを感じます。

 

インタビュアー:TSUKUSHI TEAM 大澤

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